エピソード4「中古マンション」をアタクシが選択肢から外したワケ 前編

エピソード

まずは予算。どのくらいの物件が買えるのか??

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家を購入するとなれば、まず予算ですよねぇ。

アタクシの場合、その時住んでいた賃貸マンションの家賃が管理費含めて11万7000円。それまでは13万4000円の賃貸にも住んでいましたので、毎月のローン返済額がこのくらいなら大丈夫だと考えていました。このくらいの金額なら家賃を滞納したことは一度もありませんでしたし、生活が苦しいとも思いませんでした。だから、住宅ローンなんてチョロいと思っていましたよ。個人事業主や中小企業の経営者に厳しいと知るまではね(笑)。

ですから、その時の家賃が11万7000円ですからそれをベースに考えると…

117000×12=1,404,000円(1年間)

仮に35年ローンを組むと…

1,404,000×35年=4,914,000円。

そうか、このくらいのマンションが買えるんだ!?心躍りましなぁ(笑)。

5000万円では都内の新築物件は無理…

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すげぇ…5000万円くらいの物件が買えるんだ!?と驚いたのも束の間。

都内の3LDK以上のマンションも、新築戸建ても6000万円は下らない。頭金のないアタクシには新築はちと、背伸びしすぎ。そう感じましたなぁ。

となれば、中古物件か。それなら管理の行き届いているマンションがいいよな。妻とそんな話でまずは「中古マンション」と色々な物件をネットで探しました。

アタクシの住んでいる地域では優良な中古マンションの物件が4000万円台で結構ありました。まぁ築年数はやはり二ケタですが、それでも外観がキレイだし申し分ない。

何ぃ?管理費!?修繕積立費だとぅ…!?

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物件の資料を見ていくうちにマンション暮らしには結構、銭がかかることが判明しました。

そう、管理費と修繕積立金の存在です。

マンションの管理費はいわゆるマンションの住民が快適に生活できるために発生する費用を住民が負担するものですな。

例えばエレベーターや駐車場の管理、エントランスや周辺の清掃や管理。防犯上の設備などそういったものにかかる費用ですな。管理人さんがいるマンションはそういう人のための人件費的な意味合いもあるでしょう。確かに、マンションライフをエンジョイするにはそういった支えてくれる人や設備は大事ですわな。

それと修繕積立金。これが結構厄介(笑)。

これは将来築年数がかさんでマンションに修繕が必要になった時に充てられるお金です。毎月積み立てて、例えば外壁の工事や排水管の交換、上下水道の管理などいろいろ考えられますねぇ。

実はアタクシ若いころ、このマンションの管理組合を統括する団体が発行する会報誌の作成に携わったことがあり、この修繕積立費について色々なトラブルがあることを知っていました。

例えば積み立ててあった修繕積立金が使い込まれていたり、いざ修繕の見積もりは取ったけど、積み立て額が少なく、じぇんじぇ~ん足りない!?とか。この辺は管理組合が機能していないマンションだと結構大変なことになるようですな。

個人的にはそういうマンションの管理組合とか面倒くさいし、仮に管理組合が機能していないマンションを買った場合に、バカを見るようなことはイヤだなぁと思ったのも最終的にマンションを選ばなかった理由の一つでした。

管理費の相場はアタクシの住んでいる当たりでは2万円~3万円、修繕積立金は1万円から2万円くらいだそうです。管理費のアップはあまり聞きませんが修繕積立金は修繕の予定が入ったりするとそれを実現するために値上がりするパターンも多いようですね。

ハイ、予算組みなおしっ!

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なぁんだよ?月のローン以外にもそんな銭がかかるのか!?と予算を組みなおしました。

仮に管理費が2万円、修繕積立金が1万円とすれば、その分は今の家賃117000円から差し引いた金額が月のローン返済額になります。

すると毎月のローンの支払いは87000円です(泣)

87,000円×12か月=1,044,000円(1年間)

仮に35年ローンを組むとするなら…!?

1,0440,000×35年=36,540,000円…1300万円くらいのダウン…

と、いうことで3600万円くらいの予算で物件をさがすことに予定変更!

都内で3600万円、間取り3LDK以上なら築年数は!?

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せっかく買うのであれば、アタクシの両親の住んでいる地域がいいのでは?と妻の進言のもと、その地域で物件を探すことに。

まぁ予算を落としても、物件数はそれなりにありました。

でも、そのほとんどがアタクシが聞いたことがあるマンションや同級生の実家があるマンションばかり…

ちょっと待てよ…!?

恐る恐る築年数をチェックするとそのほとんどが築30年以上!?中には40年に迫っているものも!?

「なんだよ!?ボロばかりじゃねぇか!?」

築30年以上の家に30年以上かけてローンを返済することの意義は!?

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その事実を知った時に正直、愕然としました。そして思ったのは

「築30年のマンションを買って30年かけてローンを返済した時、そのマンションは築60年以上、そのマンションに30年という年月をかけて返済していく意義は何なのだろうか?」と。

マンションは価値が下がらないと言います。投資目的で購入する人もいるでしょう。そういう人は売っちまえばいいんです。でも、アタクシは最後の住みかとして家を買う決心をしたわけで、その家がすでに30年以上前に出来ている家にお金をかけることに物凄い抵抗感が沸いてきました。

なので、もともとアタクシは地元で商売していますし、別に駅の近くでなくてもいい。もう少し範囲を広げて少しでも築浅の中古マンションを探すことにしました。

範囲を広げれば築10年~15年の物件も色々見つけることができました。

早速、物件を見に行くことになるのですが、この内覧をきっかけにアタクシは中古マンションを選択肢から外すことになるのです。

後編へ続く。

 

 

 

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